禁忌症の例③

(禁忌症の例②より続く)

お帰りになった数時間後、Oさんのご家族からご予約のお電話があり、
翌日再び来院されました。

ご予約時間を少し過ぎ、お車で来院されたので、外に迎えに出たところ
昨日と同様にとても辛そうです。

そこで、車から降りずにそのまま整形外科を受診するようにお勧めしました。

後日、連絡を取ったところ「股関節の大腿骨頭骨折」でそのまま入院されたそうです。

今回のケースを考えるに、レントゲンさえあれば容易に診断のついたケースです。
実際に国際基準(WHO基準)の教育を受けたカイロプラクターであれば、
だれでも骨折の可能性を疑ったと思います。

疑わしきは治療せずで、専門医への紹介を先にするという選択肢もありました。
そんな中で、患者さんの安全性を最大限に考慮しつつ、
患者さんと治療家双方にとってベストの選択肢を選ぶ難しさを改めて感じました。

カイロプラクティック原口