AK、QAとは?

アプライド・キネシオロジー(AK)とは?

健康の三大要素

アプライド・キネシオロジーは、頭文字をとってAKと略称で呼ばれることも多いテクニックで、医師以外で初めてオリンピックのチームドクターを務めた米国のカイロプラクター・Dr.ジョージ・グッドハートによって発見された治療システムです。

 

AKでは、健康の3要素である構造・化学(栄養)・精神の調和をとることを健康回復のカギと考えています。特に筋肉に対する評価と治療に優れているため、イタリアサッカーの名門・ACミランの全盛期を支えたミランラボの中核を担ったことで知られ、世界中のトップアスリートのケアにも利用されています。

 

機能神経学的筋力テストを用いて筋骨格系をはじめ自律神経や内臓、頭蓋、ホルモン、神経、栄養のアンバランスなどの診断と施術を行うため、よりこじれた問題の解決にも有効です。

 

AKテクニックは現在、世界中に広まっており、カイロプラクター、医師、歯科医、オステオパスの4つの医療専門家からなる国際組織International College of Applied Kinesiology(ICAK)が統括しています。

 

ICAKでは、AKの正しい普及のために認定制度を設けており、当院院長もICAK認定アプライド・キネシオロジスト(certificated Applied Kinesiology DoctorまたはApplied Kinesiologist)を取得しております。

 

アプライド・キネシオロジー国際認定証

アプライド・キネシオロジー国際認定証

Quintessential Applications(クインテッセンシャル・アプリケーションズ=略称QA)とインジュリー・リコール・テクニック(IRT)について

Quintessential Applications(クインテッセンシャル・アプリケーションズ=略称QA)とインジュリー・リコール・テクニック(IRT)とはAK(アプライド・キネシオロジー)の大家・Dr.ウォルター・H・シュミットによって考案された最新のカイロプラクティック治療システムです。

当院院長は、このテクニックを創始者・Dr.シュミットとQA統括責任者のDr.マッコードの協力によって学習し、アジアで初めてのQA認定ドクターとなり、同認定試験の日本語版の管理官も任されています。

現在、院長の他に2人の日本人QA認定ドクターが誕生しています。

QAでも基本的にはAKと同様の診断と治療を用いますが、神経学、生化学、栄養学などの要素が、より豊富に取り込まれています。

またIRT(インジュリー・リコール・テクニック)という“傷害の記憶”を解消する独特のテクニックがあります。

一般的には、捻挫や打撲、骨折や交通事故など外傷を受けても骨がついたり、筋肉や靭帯の炎症が治まると「治った」「完治した」と考えます。ところがそれらの外傷のショックは神経系に痕跡を残し適切な身体の反応を変えてしまっていることがあります。IRTは急性・慢性を問わず用いられ、時に思いもかけない劇的な効果を発揮することもあります。

 

QAに関するくわしい内容はQAブログで開されています。同ブログでは、手技療法の専門機関誌『MANUAL MEDICINE(マニュアル・メディスン)』誌上で発表された内容と共に、QA認定ドクターでもある石田カイロプラクティックオフィス院長・石田昭治先生によるQAやIRTを用いた臨床症例が紹介されています。

医療関係者向けの専門的な内容ですが、ご興味のある方はぜひご覧ください。

 

徒手医学専門誌での連載

AKやQAテクニックで用いる“筋力テスト”とは?

機能神経学的な筋力テスト

◆筋力テストは何を調べているの?

筋力テストと一口にいっても、検査目的や方法にはいろいろあります。

当院で行う機能神経学的筋力テストは、単純に筋力の強さを調べるものではありません。主に感覚が正しく脳へ伝達されているか、また脳から筋肉に力を入れる指令システムがスムーズに行われているかを検査しています。

筋力テストでは、弱い筋肉が強くなったり、強かった筋肉に力が入りにくくなるという現象が起きます。

 

◆筋力テストでわかること

・弱くなっている筋肉(弱化筋)が分かる

・過剰に緊張している筋が分かる

A.弱い筋肉(弱化筋)を使った検査:弱化の原因が分かる

B.正常な強い筋肉を使った検査:身体の問題部分や、矯正方向の判断

さらに、様々な条件付けした検査では、栄養、メンタルなどの要素をチェックし、お身体の状態に合わせた施術をしていきます。

カイロプラクティック原口