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           コラム
10.機能神経学セミナー終了
昨日(9月6日)、1年にわたり名古屋で開催されていた機能神経学セミナーが終了しました。今回のシリーズは『Functional Neurology for Practitioners of Manual Therapy』(R.W.Beck)の内容に沿って行われ、原文では理解しがたい内容を大場DCと伊藤DCに噛み砕いて教えていただきました。
 最終講義ではDr.Carrickの提唱するhemisphericity(右脳または左脳の機能低下)を改善するための筋・骨格系への治療法やリハビリを学んだのですが、これまで知らなかった方法もあることが分かりとても有意義でした。
 また常日頃、臨床で抱いていた疑問が講師の先生方にもあり、Dr.Carrickのアプローチが、脳や神経疾患の患者さんに目覚しい成果を挙げる事実がある一方で、近年に確立された機能神経学的アプローチはまだまだ未解明で発展の余地がある分野だというのも改めて感じました。
(2009/09/07)


9.子供の治療
約1ヶ月前のことですが7月18日から21日にかけて小児治療のセミナーに参加して来ました。
これまでにもいくつかの小児治療のセミナーを受講してきましたが、それぞれ独自のアプローチ方法があり興味深いものがありました。今回の講師は『Textbook of Pediatric Osteopathy』の著者でありヨーロッパを中心に活躍されているEva Moeckel DO,MROとNoori Mitha DO,MROです。
講義内容は出産メカニズムの詳細や出産時に赤ちゃんにかかるストレスとその影響、分娩時に鉗子や吸引、陣痛促進剤、硬膜外麻酔などの薬物を用いたときの影響、帝王切開で問題になるケースなどを多岐にわたって学び、それらの問題に対してオステオパシーではどのように対処していくのかを学びました。
月齢が小さいお子さんほど驚くほどの改善を示す理由もはっきり分かりました。
現代医療と最も異なると感じたのは、異常な部分(悪いところ)に関心を寄せるのではなく、健全な部分(良いところ)に光を当てそれを伸ばしてより健康な状態にしていこうとするアプローチの差です。
会場に見えたお子さん方に実際に治療して学ぶという体験も貴重なものがありました。
最終日には妊娠初期・中期・後期とそれぞれの時期に起こりやすい問題と妊婦さんに対する治療を学びとても充実したセミナーでした。
ヨーロッパでは子供の健康状態および発育状況のチェックのために訪れる人が最も多く医師との連携もあるそうです。マニュアルメディスンに対する社会認識の差なのでしょうか?
(2009/08/17)


8.移転します
しばらく前からトップページでお知らせしているように、来月8月14日に移転します。移転先は、これまでお世話になっている患者さんの利便性を考えて現治療所の道路の真向かいです。
移転に関わる諸々の所要もありコラム執筆が随分あいてしまいました。
さて新しい治療所の内装工事が先日から始まり急ピッチで作業が進められています。当然ですが設計士さんの作成した図面より、現場で壁枠などができてくるとイメージがはっきりしてきます。
今の場所より広くなるので、よりよい治療ができるように、また患者さんがより快適に過ごせるようにいろいろシュミレーションをしています。
完成が今から楽しみですが、作業員の方たちには炎天下の重労働で体調を崩されないように、また事故の無いように切に願っています。(2009/07/27)


7.治療体験
普段なかなか自分自身の治療は受けられないのですが、先日久々に治療をしていただく機会に恵まれました。4月3日から受講したTBB(トータル・ボディ・バランシング)セミナーで講師のDr.Kerry D’Ambrogio(オステオパス、アスレチック・トレーナー、理学療法士)がモデル役として私を選んでくださったのです。
TBBはイギリス系のオステオパシー(クラシカル・オステオパシー)をベースにして筋エネルギーテクニックやポジショナル・リリース、頭蓋仙骨治療、内臓マニピュレーションなどを取り入れDr.Kerry D’Ambrogioが独自に体系づけた治療法です。
通常のセミナーでは実技のデモンストレーションとして1から数種のテクニックを示し実技練習に入ることが多いのですが、Dr.D’Ambrogioは全体の評価から治療を一つの流れとして見せるため通常のクリニックでの治療と同様にやってくださったのです。
 身体が楽になったのはもちろんですが、世界的に活躍する一流の治療家の技を実際に体感できたのは最高の勉強になりました。
(2009/04/10)


6.統合医療
先日(3月22日)、東京大学・鉄門記念講堂で開催された日本統合医療学会のセミナーに参加して来ました。統合医療とは「従来の西洋医学的治療体系に相補代替医療(鍼灸、漢方などの東洋医学やカイロプラクティック、オステオパシーなどの手技療法他)を組み合わせることで、患者中心の広範囲な医療を行おうとする新しい治療体系」で、日本統合医療学会は医師、看護士などの医療従事者の他、鍼灸師や一定基準を満たしたカイロプラクターなどからなっています。
セミナーでは、医大教授をはじめ最先端の医療現場で活躍する医師や統合医療に取り組んでいる歯科医など10人の講師から、統合医療に関する様々な情報や課題を教えていただきました。朝から晩までびっしり詰まったスケジュールはきついものもありましたが、海外での医療システムの中に統合医療が大きな位置を占めており、世界的に大きな潮流になっていることに驚き感動しました。
現在の(病気を持っている人ではなく)病気中心の医療から、病気の予防や健康増進、さらには終末医療のあり方を含めた統合医療が日本国内でも普及すれば医療システムに画期的な変化が起きより多くの人が恩恵を受けられるようになると思います。
我々カイロプラクターもその一翼を担えるよう更なる研鑽を積んでいかなければなりません。(2009/03/26)


5.動作の改善と再発予防
昨年末から通院いただいているテニス選手のTさんが、先日数週間ぶりに来院されました。Tさんは10年以上続いている股関節の痛みが秋から憎悪し、今までは練習を休めば軽減していたものが全く良くならないので通院されるようになりました。
痛み自体は最初の数回の治療でほぼ無くなったのですが、テニスをすると以前ほどではないけれど痛みがぶり返すようでした。おそらくテニスのプレー中に何らかの原因があると考え尋ねてみると、バックハンドストロークの際に違和感がありご本人も苦手意識を持っていました。実際に動作をやってもらうと股関節の使い方に問題があったので、改善するためのエクササイズを指導させていただきました。
その時以来の来院だったのですが「あの痛みはなんだったの?」と仰るくらい順調で、しかもボールコントロールが以前より格段によくなっているそうです。
Tさんの場合にはテニスというスポーツの動作が再発原因になっていたわけですが、日常生活の動作が原因になっているケースも多々見られます。
神戸の石田カイロプラクティックオフィスでは、京都大学の小田伸午先生が提唱する“常歩(なみあし)式身体動作上達法”を取り入れたスポーツ選手のパフォーマンス改善にも取り組んで成果を挙げています。さらに最近はホームページに“常歩式”の動画を用いたブログをリンクさせる試みもされているので興味のある方はご参照ください。
当院も単なる治療に終わらずに、スポーツ選手のパフォーマンス向上や再発防止につながる合理的な身体動作を追及していきたいと思います。
(2009/03/05)


4.うれしい報告
  先日、ある患者さんからうれしい報告をいただきました。その患者さんは成長不良のお子さんで約2年にわたって治療させていただいています。身長の伸びを示す成長曲線は治療初期から変化し、健康状態の改善など一定の成果は実感していましたが、大学病院で行うホルモン検査の数値はほとんど変化を示していませんでした。
  ところがその数値が遂に大きく変化したというのです。担当医は淡々と「少し上がりましたね」という程度だったようですが、数年間変わらなかった数値が初めて上昇したことにご両親は喜びの涙を流されたそうです。
  確かに数値が上がったことで全てが解決したわけではありませんし、治療の成否は成長段階が終わる数年後まで待たなくてはならないでしょう。でもこの変化の意味は大きいと思いますし、結果が出るまで信頼して通っていただいた患者さんとご家族の努力の賜物だと思います。
  腰痛や頭痛など他の症状にも言えることですが、いわゆる難病やこじれてしまった状態は具体的な改善を示すまでに、予想以上に時間がかかる場合もあります。それらを改善するためには治療家の技量以上に患者さんの“あきらめない心”と信頼関係に基づいた粘り強い継続治療が必要になってきます。
  これからも患者さんの信頼に応えられるような治療家になるべく精進を続けていきたいと思います。
    (2009/02/19)


3.機能神経学
昨日、名古屋にて3回目(全10回)の機能神経学セミナーに出席して来ました。機能神経学とはDr.Carrickによって提唱されたカイロプラクティック神経学のことで、カイロプラクティックなどで重視する神経系に特に重点を置いたものです。
病院や一般的なカイロプラクティックで行う神経学検査は病気を探したり、その病状の進行状態を調べるためのものです。それに対し機能神経学では、名前の通り神経の働き(機能)を評価しそれを改善する方法を考えます。
今回もほんのわずかな刺激で眼底鏡やブラインド・スポットなどの検査で大きな改善を示すことが確認でき、カイロプラクティック治療が神経系をいかに改善するか再認識しました。
今回の講師は大場先生(現役唯一の日本人カイロプラクティック神経学学位=DACNB保持者)と名古屋の伊藤先生ですが、数年前受講したCarrick Institute主催の正規のカイロプラクティック神経学300時間コースに比べてもシンプルで実用的に分かりやすく教えていただいている感じがします。残り7回ですが、神経系の理解を深め臨床に役立てるべく頑張って勉強していきたいと思います。
(2009/02/02)


2.サッカーとカイロプラクティック
  年頭に開催された全国高校サッカー選手権大会に、当院にご縁のある選手が数名出場していたので数年ぶりに(テレビですが)観戦し、純粋に熱く戦う清々しい姿に感動しました。中には卒業後Jリーグに進む選手もいます。厳しい世界に挑戦するわけですが、故障などせずに頑張ってほしいものです。
  ところで当然のようにサッカーの世界でも多くのカイロプラクターが活躍しています。最も有名なのはイタリアのセリエAの名門・ACミランのジャン・ピエール・ミーセルマンDCです。彼はミランの医療部門の責任者でミラン・ラボと呼ばれるシステムを開発し選手のコンディショニング管理に貢献し非常に高い評価を受けています。
(2009/01/26)


1.カイロプラクティック臨床研究
先日、RMIT大学CSCの同窓生・石田先生が文部科学省指定大学・天津中医薬大学日本校の客員教授に委嘱されました。石田先生は超多忙な臨床の合間を縫って臨床データを集め論文を発表されていたのが評価されたようです。
日本ではカイロプラクティック徒手医学会で臨床研究の発表がなされていますが、海外では政府の援助によってカイロプラクティックの研究が各カイロ大学で行われています。それらの研究によりカイロの安全性と有効性が証明され、WHO(世界保健機関)でも、とりわけ筋・骨格系の疾患に関してカイロプラクティックの有効性は高く評価されています。
アメリカでは腰痛患者の80%が最初にカイロプラクティックを受診するそうですが、
日本でも臨床研究が進み多くの人が安心してカイロプラクティック治療を受けられる日が来ることを願っています。
(2008. 1. 22)

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