カイロプラクティックとは
カイロプラクティックの歴史と現状 ギリシャ語で「手の技」を意味するカイロプラクティックという手技療法は、1895年にアメリカのD.D.パー
マーによって創始されました。パーマーは「病気と背骨のズレには関係がある」との仮説を立て、それを
整復する手技を考案しました。そしてハーベイ・リラードという難聴の患者の背骨を矯正すると難聴が
治ったといわれています。
以来、カイロプラクティック100年以上の歴史の中で、様々なテク ニックが生まれました。また教育水準
も向上し、今や世界のカイロプラクティック教育基準は大学レベル以上となっています。正規のカイロプ
ラクティック教育機関(カイロ大学)はCCE(カイロプラクティック教育審議委員会)の認可を受けており、
世界に40校ほどあります。日本およびアジア全域で、CCEの認可を受けているカイロ教育機関は
RMIT
大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校しかありません。
さらに各国の調査や研究によって科学的有効性も証明されてきており、今日のカイロプラクティックは自
然医療の代表ともいえるほどに普及し評価されています。世界保健機関(WHO)でもカイロプラクティッ
クの世界最大組織・世界カイロプラクティック連合(WFC、世界86ヶ国が加盟)を正式メンバーとして認
めています。
現在、カイロプラクティックは欧米を中心に医療として34カ国で法制化されていますが、日本のように未
承認の国で低レベルで普及することも危惧されており、WHOでは2006年に『カイロプラクティックの安
全性と基礎教育に関するWHOガイドライン』を出版しています。
日本では当院も所属する
日本カイロプラクターズ協会(JAC)が世界カイロ連合(WFC)の代表を務めて
おり、諸外国並みの教育と地位の確立を目指しています。
カイロプラクティックの治療理念 カイロプラクティックは、骨格の歪み、特に背骨の歪みを手技によって矯正し、神経生理機能を回復し、
健康を増進させようとする治療法です。
人間の身体は神経による情報伝達によってあらゆる臓器がコントロールされ健康を保っています。この
神経は脳から背骨を通り各臓器につながっています。そのため背骨は二足歩行をする人間にとっては
大黒柱ともいうべき重要な場所なのです。
ところが、重力に逆らった背骨は、種々のストレスで容易に歪みを起こし、背中から出る神経を刺激しま
す。したがって、その神経支配を受ける組織は、機能低下や痛みを起こすことになるのです。カイロプラ
クティックではこの背骨の歪みをサブラクセーションと名付け、主とした治療対象としています。そしてア
ジャストメントという治療手技によって、サブラクセーションを取り除くことにより背骨の歪みを正し、神経
を正常化し、自然治癒力を最大限に導き出します。
カイロプラクティックの基本理念を簡潔に示すと以下のようになります。